どんなスポーツでも、練習せずに上達はない。しかし、やみくもに励めばいいというものではない。必要な時に、正しい動きをすることである。
なぜそうするのか?
という理論をふまえて実践すれば、体はどんどん呼吸する。まうは、考え、体に覚えさせる。名手は、こうして名手になった。
ラウンド中にミスショットが出ると、ほとんどのゴルファーは「なぜ、ミスショットが出たのか」原因を考えるものだ。
そして、ある原因を見つけ出し、次に練習場に行ったときは、その原因を克服すべく一生懸命にボールを打つのだ。
原因に落とし穴がある事の意味
向上心のある「正しいゴルファー」の姿勢であるが、実はこの過程に大きな落とし穴があることが多いとベンホーガン先生は言っておられます。
例えば、ふだん仲間から「ヘッドアップするよ」と指摘されているゴルファーがコースでミスが出た時に、やはりその原因が「ヘッドアップにある」と思ったとしよう。
で、
練習場では「頭を残す」ことだけを意識して練習する。
しかし、これでは「原因を考え」たことにはならないとホーガン先生はおっしゃっています。
なぜなら、、この場合「ヘッドアップ」は原因ではなく「結果」でしかないからだ。
この場合は、「なぜヘッドアップするのか」を考えることが、真の原因を考えることであり、「ヘッドアップをしなければいい」というのは
結論が間違っているのである。
あるいは、スライスしか打てない人が、それを治そうとインサイドアウトの軌道でスウィングしようと練習しているとしよう。
たしかにクラブヘッドがアウトサイドインの軌道でインパクトを迎えるとスライスしやすいから、ゴルファーは、そういう理論は知っていることになる。
しかし、解決すべき問題は、
ヘッドの軌道を変えることではなく、なぜ身体がスライスするような動きをしてしまうのか、その大本の原因を探ることにある。
根本的な原因を治そうとしないで、闇雲にクラブヘッドの軌道だけを変えようとしては、、いよいよスウィングがギクシャクしてしまうだけなのだ。
というわけで、ゴルフのミスショットの原因は、結果と直接的な原因だけをみていては分からないことが多いのだ。
この問題を解決し真の原因を解決するためには2つの方法しかないと私は思います。
真の原因は、あなたの体の間違った動きにあり、
1.それはスウィングをしっかり見てくれる、ゴルフ理論に精通した第三者に見てもらう。
2.自分のスウィングを定期的に撮影してチェックしながら正しい体の動きを覚えること。
私の場合は、スマートフォン用のレンズと三脚を購入してスウィングチェックしながら基本の動きを覚えました。
その方法が
女子プロから学ぶスウィングの基本が解かる3ステップ練習方法 前編
スウィングチェックが出来ないならホーガン先生が言われるように「正しい動きを身につけるためにはコーチ役と投資が必要」であることの理由になることは言うまでもない。