ドローボールを打つ練習方法
ドローボールというと、パワーヒッターがパワーを使ってフェースを返しながら打つイメージがありますよね~。ほとんどの女子プロは非力でもドローボールを打っています。パワーヒッターでなくてもドローボールは打てるのです。
パワーいらずのドローボールの打ち方を教えてもらいました。「ドローボールを打ちたい」人がまず思うことは、インサイドアウトのスイング軌道です。
ドローボールを打つ時は左足を前に出し右足を引くアドレスで「インサイドアウト軌道」でスイングすれば「引っ掛けてしまうことが多いです。
でも、でも
「ドローボールといえば、インサイドアウトのスイング軌道が鉄則じゃないですか!」ですよね。女子プロで2年連続賞金女王になった「イ・ボミ」のドローボールのイメージは、違います。
ヘッドは自然にインサイドから下りてくる!
スイング軌道のことを考えて振ろうとすると、動きがぎこちなくなって力みが出やすくなります。私の場合は、右肩が下がりダフってしまうことが多いです。
イ・ボミが週刊パーゴルフ【2017/05月号】の中で言っていることが参考になりましたので紹介しますね。「インサイドから下さなくちゃとか、スイング軌道についてはまったく意識していません。
ダウンスイングで意識しているのは、ヘッドより手元を先に下すこと。ヘッドが先だと、アウトサイドから降りてくることになって「引っ掛けやスライスが出てしまいます。
ヘッドが手元より後に下りてくれば、自然にインサイドから振り下ろすことになります。手元を先に下すには、しっかりと腰を回してクラブを下すことが大事です。
ここから還暦からシングルになった私のドローボールの打つ方法ですが、イ・ボミさんも言っているように「腰を回してクラブを下すこと」ですが、長い間勘違いをしていたことがあります。
腰を回しているつもりが、左へづれていたのです。自分では腰を回しているつもりが、バックスイングから左側へづれていただけのスイングになっていました。
ここでほんのチョット気をつけるだけで
切り返しで左足に体重を乗せたら左足の上で一気に体を回してください。体の回転で振り抜くことでドローボールの回転を与えて強い弾道で飛んでくれます。
簡単に言っていますが、口で言うのは簡単ですが、ドローボールを打てるようになるには、その練習方法を知ることが一番肝心なことです。間違った練習方法をすれば悲惨な結果になりますから(^^;)
ドローボールを打つにはまずグリップをチェックしましょう!
ドローボールを打つにはイ・ボミのグリップが参考になります。左手はフック、右手はスクエアに握っている理由をイ・ボミは「右手をスクエアに握ることで、右肩が下がらない」と答えています。
自然体でリラックスした雰囲気が伝わっっているイボミのアドレスの秘密はここにあったのです。右手をフックに握ると右肩が下がりやすくなりスイング軸が右に傾いてしまうとのことです。
ボールの位置は、一般的な「左カカト延長線上」よりもボール1~2個は内側(右足側)にセットしています。その理由は「ボールを少し内側にした方が「体の中心軸を真っすぐに構えやすいから」です。
ドローボールを打つ練習前の重要なコツとは?
ドローボールの練習をする前に知っておく重要なことを紹介しますね。「フェースローテーション」=スイング中のフェースの開閉」。
最近はフェースローテーションを抑えろ、とよく聞くが「アマチュアゴルファーがフェースの返しを抑えたら飛ばせなくなる。でも返せとはいいたくない」と田中秀道プロの記事を紹介しますね。
ん? どういうこと・・・
フェースは返すのではなく、自然に”返る”のが正しい
フェースが返る中でボールを捉えることを身に付けないと先には進めない・・・と「今どきのクラブはドライバーもアイアンもヘッドが大型化されて、フェースが返りにくくなった。だから無理に返さず、球筋もフェードで飛ばすのがいい。
でも、でもそれはプロの世界で選手たちが意識することであり、よほどヘッドスピードが速い人であったり、身長が2m近くある人なら別ですが、一般アマチュアゴルファーに当てはまりません。
ボールを効率よく飛ばすには、今どきのクラブであっても、まずはフックボールを打つことから始める。つまり、フェースを返して振る感覚を身につけるべきです。
練習方法として「右足かかとを上げずに打つ”ベタ足”練習方法がお勧めです。インパクトの瞬間まで右足かかとが浮き上がらないようにがまんして、上体の力を抜いてシャフトが体に巻き付くようにして振り抜く。
イボミのように楽に振ってもドローボールを打つ方法>>>>>>
ドローボールを打つ動画